サービス活用大学のご紹介

東京薬科大学 薬学部・医療衛生薬学科

対象学年4年生
購入責任者平野和也講師、佐藤隆准教授、安達禎之准教授
購入商品@ペーパー模試140名分
購入商品AWeb版社会人基礎力診断senior版、およびjunior版140名分
購入商品B(書籍)日経キーワード重要500、就職活動ナビゲーション、SPI2の完璧対策、エントリーシート対策、面接対策各10冊
購入商品C(書籍)筆記試験・Web試験の完全攻略、一般常識の完璧対策、日本の優良企業パーフェクトブック各10冊

購入経緯・目的

東京薬科大学薬学部医療衛生薬学科では、平成21年度から4年生を対象として、「薬剤師の職能と自己将来展望」という必修科目(1単位)を開講しました。6年制薬学部の中では、いち早く薬学生向けのキャリアデザイン科目を開講した大学の一つではないでしょうか。

東京薬科大学 薬学部・医療衛生薬学科

6年制薬学部生は、4、5、6年次の高密度な薬学必修カリキュラムの合間に就職活動をすることになりますが、6年制薬学部のカリキュラムに配慮した採用活動をしてくれる企業は少ないだろう、との懸念から本科目を始めました。そこで医療衛生薬学科では全卒論教室の理解・協力のもと、4年前期というやや早い時期ではありますが、本科目を開講することにしました。内容は、本学キャリアセンターによる最新の企業採用情報の提供、自己PR(エントリーシート)の作成、各分野で活躍している先輩の講演、適性検査(就職試験)、教員による模擬面接などの項目で構成され、1日3コマ計5日間の演習型授業です。

主な目的は、キャリアデザインや就職活動に関する早期の「気づき」への期待です。単に就職試験のための訓練科目ではありません。「気づき」があれば、あとは学生が自主的に大学のキャリアセンターのサポートプログラムを利用したり、社会人基礎力を磨いて希望する職種に向けて自己研鑚に励んだりするだろうと期待しています。もちろん、5年次の実務実習で多忙になる前に自己将来プランの作成を試みることで、作成したプロダクトが4年後期〜6年次にある実際の就職準備・活動の助けになれば、という意図もあります。その中で「適性検査」については、模擬試験の実績や就職活動関係の書籍が充実しているとの理由で、日経HRの模擬試験や社会人基礎力診断を購入、利用しました。

感想

平成23年度で開講3年目となりますが、日経HR社の商品ならびにサポート体制に大変満足しています。6年制薬学部の4年次必修科目にキャリアデザイン教育を組み込むという初の試みにもかかわらず、その条件に合った「適性検査」をうまく組み込み、迅速に対応していただきました。受講した学生には概ね好評です。学生は当初、医療、研究、保健・衛生、行政、食品、化粧品など幅広い分野へのキャリアデザインを描いておりましたが、「適性検査」を受検し、多くの学生が現実を知ることができ、自分の進路について真剣に考えるきっかけになったようです。授業が進むにつれて、病院や薬局への就職から他の進路への変更の可能性について積極的に考え始める学生も出てきました。受講後5、6年に進級した学生からは「振り返ってみて、早めに適性検査を体験できたことや就職参考書籍に触れることできた点は良かった」等の感想も得ております。就職活動が始まると改めて参考書籍を読み返し、選考試験に臨む学生の姿もあり、十分活用している様子です。

教員側については、学生全体のデータ解析や他の公表されているデータとの比較分析ができたこと、また、本学の特徴や強み弱みなどのポイントを早期に把握できたことなどが参考になりました。さらに、多くの教員が模擬面接の面接官を担当したことから、このキャリデザイン教育の意義と必要性についての理解が深められたと思います。事前に日経HR社により「企業面接と模擬面接の仕方に関する講演」を開催していただきましたが、教員側も大変勉強になりました。

今後の展開

東京薬科大学 薬学部・医療衛生薬学科

これまで日経HR、本学教員およびキャリアセンターの協力により、2年目、3年目と少しずつ軌道に乗ってきたと思います。また「適性検査」のデータが蓄積してくると、毎年の学生の実力の変化を把握できるというメリットもあります。さらに、6年次生の就職活動の結果と過去の「適性検査」データとを分析することで、4年次生に「気づき」を与える効果的な就職活動準備アドバイスが可能でしょう。今後も、本企画の有効性を検証しつつ、また日経HR社の協力を得つつ、さらに進化させていきたいと考えております。平成23年度末には、いよいよ初めての6年制卒業生を社会に送り出すことになります。世間では、「薬学部は6年制になり全員病院・薬局の薬剤師として働くに違いない」、「薬剤師資格の取得が目的で、就職活動はそれほど重要ではない」と思われているかもしれません。しかし、薬学部からの進路は薬剤師だけに留まらず、さまざまな活躍の場が開けます。事実、6年制になっても学生の希望進路は多彩であり、かつ社会からも多様なニーズがあります。今後6年制薬学部出身者の社会における活躍は、受験生からも注目されることでしょう。薬学におけるキャリアデザイン教育をカリキュラムに組み込む方針は、他大学、他学部と同様であるといえます。本学ではこの方針をまずは1学科にてスタートしましたが、今後、学部全体に拡大し、薬学独自のキャリアデザイン教育を充実させていくつもりです。

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