今回の能力チームワーク計画力
採用担当者重視度 4.9%

最善の計画を考え、準備する力

計画力

ご利用は計画的に――。どこかのコマーシャルではありませんが、仕事も計画的に取り組んでほしいものですね。仕事を頼まれたら、締め切り日から逆算して、いつまでに、どこまで進めるのかを明確にし、途中で不具合が生ずればすぐに修正するようにしなければなりません。マンガのように締め切り直前になって「できません!」では、周囲は困ってしまいます。こんな人には今後一切仕事を頼みたいと思わないでしょう。

社会人基礎力では、計画力を「課題に向けた解決プロセスを明らかにし、準備する力」と定義し、行動例を「課題の解決に向けた複数のプロセスを明確にし、"その中で最善のものは何か"を検討し、それに向けた準備をする」としています。計画といえば「スケジュールを立てて準備をする」ぐらいのことだと思ってしますが、社会人基礎力でいう計画力は「複数のプロセスを明確にし」とあるように、1つの計画を立てるのではなく複数用意しなければならないのです。その上で、どれが最善かを検討しなければならない。ここまでできるようなら、相当レベルの高い行動といえるでしょう。ここまではいかなくても、まずはきちんと計画を立てて物事に取り組みたいものです。

仕事で失敗や遅れは許されない

社会人にとって、計画力はとても重要です。学生時代とは違って失敗やスケジュールの遅れは、社会人では命取りとなります。仕事では納期遅れや不良品を納入したら、その後の仕事はなくなってしまうこともあります。常にリスクが伴いますので、ミスなく、スケジュール通りに仕事をして当たり前なのです。

また、1つの仕事だけしているわけではなく、いくつもの仕事に同時並行で取り掛かることも日常茶飯事です。複数のプロジェクトを担当していれば、いかにそれぞれをスムーズに進めるかを考えなければなりません。万が一、トラブルが起きたときの対処法も考えた上で、最良の計画を立て、それを遂行するための準備をする。それでも失敗や遅れが出てしまう可能性はありますから、仕事をするには計画を遂行する力、問題が起きた時の解決する力も必要といえるでしょう。

自分の力を把握する

それでは、計画力を身に付ける方法を考えてみましょう。自分の力量を把握することが最も大事です。自分が余裕を持ってできる範囲、限界に近いのはどこなのかを知っておかないと、立てた計画が実行可能なのかどうかが分からないからです。ただし、常に余裕のある状態で仕事をするのではなく、自分の限界に近いレベルで仕事に取り組まなければ、社会人としてレベルアップはできないでしょう。その上で現在取り組んでいることやり方は正しいのか、問題はないのか、他に進め方はないのかなどをチェックしてください。

次は、いくつかのことに同時に取り組んでみましょう。限られた時間の中で複数のことを同時に進め、しかも失敗しないためにはどうすればいいのか。そればスケジュールと工程を考えることです。最初は、自分が確実にできそうなことで構いません。まずは同時に取り組み、成功するコツをつかむことです。学生なら学業だけでなく、アルバイトやサークルなども同時にがんばってみましょう。仕事であれば失敗は許されないので、仕事と同時にスキルアップの勉強などに挑戦するのがいいのではないかと思います。

実力以上の目標に挑戦する

ある程度成功体験を積んだ後、今度は自分の実力よりも高い目標を掲げて挑戦してみることです。目標クリアのためには、どんな方法があるのかを考え、最善策を決めて取り掛かることを繰り返す。うまくいかないこともあるでしょうが(仕事はできるだけ失敗をしないように)、そうした経験は必ず生きます。次に何か困難な事が起こっても、慌てずに対処できるようになるでしょう。いくつもの経験をすることによって、失敗しないためのスケジュール管理や工程管理が身に付くでしょう。

以上が計画力の鍛え方です。自分の力を把握してから複数のことに取り組み、次に自分の力を超える目標に向けて計画、準備をする。これを繰り返せば、計画力が身に付くでしょうし、計画を遂行する力も鍛えられるでしょう。