10年間側面別②対人力ランキング1位は慶應義塾、2位は早稲田

2015→2024 10年間就職力ランキング

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側面別の対人力ランキングは、「コミュニケーション能力が高い」「ストレス耐性が高い」「柔軟性、適応力がある」の3項目の平均値で順位付けをしています。


対人力1位は慶應義塾大学、50位以内の4割が私立に

コミュニケーション能力やストレス耐性で構成される「対人力」では、慶應義塾大学(7.82点)がトップ。2位には早稲田大学(7.79点)と、私立大学が1、2位に並んでいます。3位は国立大学トップの神戸大学(7.75点)、4位九州大学(7.72点)、5位横浜国立大学(7.71点)。9位に大阪府立大学(7.66点)、10位には明治大学と同志社大学が7.64点で入っています。


上位50位以内で見ると私立大学比率が42.9%と、行動力の46.0%に次いで高くなりました。採用選考の場面では、国公立大学の学生に比べて私立大学の学生の方が、面接やグループディスカッションでの評価が高いといった人事担当者の声が多く聞かれ、それが結果にも表れています。


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「コミュニケーション能力」は、1位慶應義塾、2位早稲田、3位明治

対人力を構成する項目別に見てみましょう。「コミュニケーション能力が高い」では、1位慶應義塾大学(8.58点)、2位早稲田大学(8.37点)、3位明治大学(8.12点)、4位神戸大学(8.09点)と、同志社大学。コミュニケーション能力では、6位以降は桜美林大学(8.08点)、青山学院大学(8.05点)、上智大学(8.03点)、同志社女子大学(8.03点)、関西外国語大学(8.01点)、関西学院大学(8.00点)、亜細亜大学(8.00点)と、私立大学が上位に続きました。


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「ストレス耐性」は九州と東京海洋が1位

「ストレス耐性が高い」で1位となったのは九州大学(7.62点)と東京海洋大学。3位北海道大学(7.56点)、4位京都大学(7.49点)、5位東北大学(7.47点)。新型コロナ禍以降、新しい働き方として在宅勤務が増えています。「孤独」な環境でもストレスなく働ける資質が求められるようになっています。


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「柔軟性、適応力」は横浜国立と慶應義塾が1位

「柔軟性、適応力がある」は1位横浜国立大学(7.77点)と慶應義塾大学、3位神戸大学(7.75点)、4位東京海洋大学(7.73点)と北海道大学と宇都宮大学でした。

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「10年間就職力ランキング 総合ランキング」はこちら
「10年間就職力ランキング 地域別ランキング」はこちら
「10年間就職力ランキング 側面別①行動力ランキング」はこちら
「10年間就職力ランキング 側面別③知力・学力ランキング」はこちら
「10年間就職力ランキング 側面別④独創性ランキング」はこちら

【調査概要】
調査名:企業の人事担当者から見た大学イメージ調査
調査期間:2024年2月27日~3月29日
調査対象:2024年2月現在の全上場企業(新興市場含む、外国会社は除く)と一部有力未上場企業
調査対象社数:5141社
回答社数:714社(回答率 13.9%)
調査主体:日本経済新聞社と日経HR
調査協力:日経リサーチ

写真素材/PIXTA


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