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「就職力ランキング」は、企業の人事担当者に過去2年間に採用した各大学の学生のイメージを聞く「企業の人事担当者から見た大学イメージ調査」の結果を基に作成しています。同調査では採用実績のある大学の「学生イメージ」を4側面、12項目※について評価してもらい、側面別ランキングも出しています。ここでは、4側面のうち、知力・学力ランキングを紹介します。
※4側面、12項目
側面1_行動力(熱意がある・主体性がある・チャレンジ精神がある)
側面2_対人力(コミュニケーション能力が高い・ストレス耐性が高い・柔軟性、適応力がある)
側面3_知力・学力(論理的思考ができる・高い教養を身に付けている・理解力がすぐれている<地頭がよい>)
側面4_独創性(創造力がある・個性がある・着眼点がよい)
研究力で他大学を圧倒する京都大学が1位
知力・学力で1位となったのは京都大学(9.17)。「世界的に卓越した知の創造を行う」が基本理念に入っている通り、研究力では他大学を圧倒。京都大学が輩出した自然科学分野のノーベル賞受賞学者は8人と、東京大学の6人を上回っています。
知力・学力ランキングを構成するのは「論理的思考ができる」「高い教養を身につけている」「理解力がすぐれている(地頭がよい)」の3項目。3項目の得点を合算し、項目数で割った平均値を「知力・学力」としています。4つある側面別ランキングのうち、知力・学力の京都大学が唯一、9点以上の得点を獲得しました。
2位の名古屋大学(8.88)は、知力・学力を構成する「論理的思考ができる」が4位、「高い教養を身につけている」が3位、「理解力がすぐれている(地頭がよい)」が2位。名古屋大学もノーベル賞受賞学者(自然科学分野)が3人います。3位は東京大学(8.85)は「論理的思考ができる」が3位、「高い教養を身につけている」が6位、「理解力がすぐれている(地頭がよい)」が3位でした。
4位一橋大学(8.83)、5位横浜国立大学(8.70)、6位東北大学(8.69)、7位名古屋工業大学(8.62)、8位大阪大学(8.56)、9位東京工業大学(8.51)、9位東京外国語大学(8.51)がTOP10でした。
京都大学は3項目すべてで1位
知力・学力を構成する3項目別のランキングでは、京都大学がすべてで1位となりました。「論理的思考ができる」では、1位京都大学、2位一橋大学、3位東京大学、4位名古屋大学、5位電気通信大学。「高い教養を身につけている」では、1位京都大学、2位東京外国語大学、3位名古屋大学、4位名古屋工業大学、5位東北大学。「理解力がすぐれている(地頭がよい)」では、1位京都大学、2位名古屋大学、3位東京大学、4位一橋大学、5位横浜国立大学。
【調査概要】
調査名:企業の人事担当者から見た大学イメージ調査
調査期間:2022年2月14日(月)~3月22日(火)
調査対象:2022年2月現在の全上場企業(新興市場含む、外国会社は除く)と一部有力未上場企業
調査対象社数:4982社
回答社数:746社(回答率 15.0%)
調査主体:日本経済新聞社と日経HR
調査協力:日経リサーチ
撮影協力/武蔵大学
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