基礎力を身に付ける方法
意識して行動することから始めよう!

社会人基礎力を意識して行動する

初めに説明しておくと、社会人基礎力とは「職場や地域社会の中で多様な人々とともに仕事する上で必要な基礎的な能力」と定義されているものです。業界、職種によって仕事の内容は異なりますが、どんな仕事でも最低限持っていた方がいい能力が社会人基礎力なのです。でも、この社会人基礎力は練習すればすぐに習得できるというものではありません。社会人基礎力にある各能力を知り、それを認識した上で日々の生活を通して徐々に身に付いていきます。つまり、できるだけ早く社会人基礎力の各能力の意味を正しく理解し、それを意識しながら考え、行動することが重要になります。

皆さんが日々大学で学んでいる専門知識とは違い、社会人基礎力は具体的な行動の中で初めて身に付き、鍛えられるものです。その行動とは、学業やサークル・部活動、アルバイト、友人との付き合い、恋愛、留学、資格取得、ボランティア活動など、あらゆる活動で培うことができます。もっと言うなら、「社会人基礎力を身に付けたい!」という意識を持って日々行動していれば、どんなことをしていても自然と力が蓄えられていきます。ですから、今後の生活では「社会人基礎力を意識して行動する」ことを心がけてください。

12の能力のうち最も重要なのは「主体性」

社会人基礎力には大きく分けると「前に踏み出す力(アクション)」「考え抜く力(シンキング)」「チームで働く力(チームワーク)」の3種類に分かれます。この3つはさらに、「主体性」「働きかけ力」「実行力」「課題発見力」「計画力」「創造力」「発信力」「傾聴力」「柔軟性」「情況把握力」「規律性」「ストレスコントロール力」の12能力で構成されます。「12ある能力全てを身に付けなくてはならないの?」と、しり込みしてしまう人もいるかもしれませんが、ご安心ください。全ての能力を持ち、それを発揮している人は、ほんの一握りのスーパービジネスパーソンだけでしょう。ほとんどの人は各能力に強弱があり、その強みとなる能力を生かし、弱みとなる能力は日々向上させようと努力をしているといえます。

ただ、この中でも企業の採用担当者たちが"ぜひ持ってほしい"という能力があります。それが「主体性」と「実行力」です。下のグラフは大学生が就職したい企業100社の採用担当者に「採用時に重視する社会人基礎力は何か(上位3つまで)」という質問に対する回答結果です。84%が「主体性」を重視し、54%が「実行力」を重視しています。

採用時に重視する社会人基礎力

基礎力グラフ

この結果からも、仕事をするには「主体性」と「実行力」がとても重要であると分かっていただけたでしょう。どんな仕事でも、この2つは働く上で特に大事になるといえます。