2019年度 社会人基礎力育成GP決勝 大賞は創価大学経済学部に

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社会人基礎力協議会は2020年2月18日、「2019年度 人生100年代時代の社会人基礎力育成グランプリ」全国決勝大会を開催しました。社会人基礎力大賞を受賞したのは創価大学経済学部経済学科の西浦ゼミのチーム。社会人基礎力準大賞には大阪工業大学情報科学部情報知能学科と拓殖大学国際学部国際学科が選ばれました。

全国大会には各地区予選大会から選ばれた6チームが拓殖大学文京キャンパスに集まり、社会人基礎力を身につけ伸ばした活動についての発表をしました。各チームは教員の発表(4分)で取り組みの位置づけや学生への指導方法、評価などを、学生の発表(14分)で具体的な活動内容や結果・評価、社会人基礎力の伸びなどを説明します。発表後には6人の審査員との質疑応答(6分)があります。

在宅介護者の負担を軽減するWEBサービス

社会人基礎力大賞に選ばれた創価大学は、「在宅介護者が精神的に健康で介護できる社会の実現を目指して」をテーマに、在宅介護者が悩みなどを投稿できるWEBサイト「カクノミ」を提案。もともと外国人技能実習生に関するテーマを考えていたもの、仮説と現実の違いからテーマ変更。活動自体が予定よりも3カ月遅れるというアクシデントに見舞われました。

そこから仲間の身内に在宅介護者の問題に着目し今回のテーマをなりました。在宅介護者へのインタビューでは「これで介護者が救われるとは思わないでください」といった厳しい声や協賛企業へのヒアリングを反映して改善を重ね、サービスを完成させました。

登壇した学生の一人は「当初は、アイデアを生み出すのは無理と思っていましたが、メンバーのサポートに徹することでカクノミが実現できた。裏方として仲間を支えることに喜びを感じることができました」と話していました。

準大賞には大阪工業大学と拓殖大学

準大賞に選ばれた大阪工業大学は大学で学ぶ専門知識を生かし、「AIシミュレーションによる危機管理対策を目指した地域コミュニティとの共創」を発表。枚方市で地元店などが出店するマルシェ「五六市」で、災害時の避難誘導に役立てるシステムを提案しました。

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拓殖大学はマレーシアの水上集落ロクウライ村でのごみ問題解決へのアプローチ。「地域に根ざした協力のあり方を模索する~マレーシア国コタキナバル市での活動を通じて~」をテーマに、現地での活動について。失敗と修正を繰り返しながら、目的に向けて現在も活動中です。

惜しくも受賞できなかったチームもそれぞれの活動について熱いプレゼンテーションをしてくれました。九州共立大学経済学部経済経営学科チームは1年生が地元北九州市の高齢者の健康増進を目的にした運動マニュアル本の作成について。中京大学総合政策学部は高速道路のサービスエリアに対し地元の食材を生かした新メニューの開発しました。岡山商科大学経済学部経済学科は日本銀行が主催する政策提言コンテスト「日銀グランプリ」への挑戦への過程を発表しました。

どのチームも社会人基礎力の3つの能力「前に踏み出し力」「考え抜く力」「チームで働く力」を身につけ、さらにその力を新たな場面で生かせるまでに成長していました。

また、全国決勝大会とは別に協賛企業が選ぶ「協賛企業賞」には拓殖大学チームが選ばれました。